2015年4月2日木曜日

RaspBerryPi2でプライベートクラウドに挑戦(1)

RaspberryPi2(以下RasPi2)が発売されて、すぐに購入してみました。なんとなく今は3台手元にあります。
特に使い道もなくしばらく箱に入った状態だったのですが、どうせ複数台あるならクラスター作ったりHPCっぽくしてみたりできないかなと色々調べてみるとOpenStackやCloudStackなどでプライベートクラウドを作ることができそうなので、挑戦してみることにしました。

クラウドといえば使ったことがあるのはMicrosoftAzureだけなので、OSSのクラウド環境については勉強しつつやっていくことになります。

最初はRasPi2がどれくらいの性能(RasPiB+より6倍速いらしい)があるのか気になったので、ベンチマークを行ってみました。

ベンチマークの対象はRasPi2,Edison,MicrosoftAzure VM Basic A0~A3です。
RasPi2には最新のRaspbianをインストールしました。Edisonは標準Linuxをインストールしています。
AzureについてはDebianのイメージが標準で用意されていないので、デプロイ王子こと廣瀬一海氏が作成したDebianイメージを利用させていただきました。

ベンチマークにはUnixBenchの最新版を使っています。

各マシンはOSをインストール後必要なアップデートを行ったのみの状態です。
マシンごとのアーキテクチャが全く違うので、DhrystoneとWhetstoneおよびSystem Benchmarks Index Scoreのみ比較しています。

以下は表とグラフです。





グラフを見るとRasPi2はAzureA0とほぼ同じくらいの性能になるようです。
簡易なWebサーバぐらいなら余裕でインターネットに公開できそうです。

今日はここまでとします。
次回はプライベートクラウドを構築するのに必要なOSSについて書いてみたいと思います。

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